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風来のこだわり

シッカリものの長女

通称:源さん(名前の由来は直接尋ねてね)

体力余る息子

のんびりやの奥さん

元気な末娘

野菜・漬物へのこだわり
 「おいしくて安全だからこそ毎日食べ続けられる味と価格」が風来のコンセプトです。心から安心して食べられる野菜が特別なものでなく、当たり前になる。そんな時代が早く来ればと願っています。

 1999年開店当初から無農薬栽培。EM農法、自家製のぼかし肥料などまさに手探り状態。白菜など何度全滅させたことか。その時はよかれと思っていた肥料が実はあげればあげるほど害虫を寄せてるとは思いもよりませんでした。

 窒素過多の害については私が以前「ハーバービジネスオンライン」に寄稿したこちらの記事【農家の窓から】も参照いただければと思います。

 そして行き着いたのが肥料を与えないというこれまでと全く違う方法。2012年から今の無肥料栽培(炭素循環農法)に挑戦しています。野菜本来の生命力を引き出すためにはそれが一番だからと考えたからです。

 炭素循環農法とは、森林や草原の炭素循環システムにならった農法です。炭素資材や緑肥を積極的に活用することにより糸状菌(キノコ菌)がそれらを分解する時に根に養分を与えるというもの。(考えてみると山の木々は人が肥料を与えたわけでもないのに大木に育ってますもんね)

 切り替えた当初は春先に植えた苗が1ヶ月経っても全然成長せず、野菜セット販売以来はじめて休止するなど苦労もありました。その時に教わったが「野菜は法律でなく法則で育つ」ということ。人間のエゴではなく自然の摂理に合わせること。いかに糸状菌が過ごしやすい環境を作ってあげる、そのお手伝いをするのが人間の役割だと気付いたのです。

 不思議なことにそうやって育った野菜、例えばきゅうりは一度折ってもくっつく、1箇所から2本成りする、また全般において硝酸態窒素(残留窒素)が少ないので後味のいい、日持ちのする野菜が出来るようになりました。

 エグミのない葉野菜、生で食べられるオクラ、切り口の色が変わらないりんごなど驚きのものが!。これまでのお客様からも「味がよくなった」「日持ちする」という声を多々いただくようになりました。

 以前は自然のおかげと口では言っていたものの心の中では自分の努力の成果と思っていたものですが、今は心から自然のおかげと思えて仕方ありません。

 まだまだ発展途上ではありますし、野菜を育てることはとても手間がかかることですが、この手間をかけることが野菜達にとって大切なことだと実感しております。そして野菜それぞれの個性の味を大切にしています。

 そして風来の漬物作りのコンセプトは真の川下からの発想です。野菜を育てているからこそその漬物に合った品種や育て方が分かります。(漬物の野菜の一部は農家仲間より分けていただいています) その野菜の本来の味を引き出す漬物作りを目指しています。

 

ピカピカの茄子の収穫


風来の野菜セットはこちら

風来のきゅうり傷口修復実験 1日経ったらまさに元通りに!




風来のある所ってこんなとこ

風来はこちらになります
 風来は石川県能美市の海沿いに面した町になります。海の側なので浜風も強いのですが、おかげで冬もそれほど雪は積もらず過ごしやすいです。

 白山の麓、そして手取川に面しているため、伏流水にも恵まれています。昔から稲作が盛んな地域のため、お店の前は住宅地なのですが、裏は一面の田んぼと、このギャップがなかなかです。

 九谷焼や加賀丸芋、ゆずなど特産品もありますが、メジャーリーガーの松井秀喜選手の故郷としてが一番有名かもしれません。風来のお店に来られた後「松井秀喜 野球の館」へ行かれるという方も少なくありません。