源さんと息子 実りの白菜 ヤギの「ハナ」と遊ぶ |
食べる事、料理を作る事が好き、また何故か昔から添加物が嫌いでした。そして安全でおいしい食材を求め、農業に行きつきました。 そのような動機でしたので、もちろん最初から無農薬栽培しか考えていませんでした。しかし無農薬栽培を教えてくれるところはなく、独学で実践をつみ、失敗を繰り返しました。 今考えると、それで良かったと思っています。自然相手、ましてや無農薬栽培では経験にまさるものはないからです。 現在は米ぬかとおから(国産大豆)、油かす(圧搾搾り)のEMぼかしを中心に行なっています。害虫対策はトウガラシ、柿酢の焼酎漬け(スト酎)と手作業がおもです。 無農薬栽培をしてますと、色々な事に気づきます。野菜の花の美しさや益虫の大切さ、そして環境に目が行きます。どんなに自分が無農薬であっても空気や水が汚ければ意味がないからです。 今は有機資材など沢山出まわってますが、形だけの無農薬では意味がないよう思います。 それではどうやって本物を見付けるのか?それは農家と消費者(この言い方は好きではありませんが)の関係にしか生まれてこないのではないかと思います。 その関係のキーワードは「ありがたく」ということだと思います。農家は自然に感謝して、食べてもらる人にも感謝する。そして食べられる方も農家はもとより自然に感謝する。この感謝が押し付けでなく自然に広まれば良いな、と思っています。 |
虹のかかった畑 まさに手作りぼかし 元気いっぱいのひまわり |
キムチ鍋 収穫したての青かぶ 野菜セット |
昔から訳の分からないものは嫌いでした。これは添加物だけという意味ではありません。豆腐にしても、かまぼこにしても、ウィンナーにしてもどうやって出来ているのか?正体は? そんな訳で、色々手作りしました。失敗したものもあれば大成功したものもありますが、一度作るとはまります。(手作り色々ページもぜひ参考に)もちろん毎日、豆腐やウィンナーを作っている訳ではありませんが、少なくとも一度作れば、どういったものか分ります。そして市販品も見る目が出来てきます。 今の日本は飽食の時代と言われてますが、本物を手に入れるのが非常に難しい時代ではないでしょうか? 「食」が軽視されているのを見ると怖くなってきます。食が科学の目で栄養素に分解されたのが、そもそもの間違いではないでしょうか? スローライフや身土不二が見直されてきたのは、良いことだと思います。なにせ身体を作っているのは「食」なのですから。 風来では無農薬を特別なものとは思っていません。毎日食べ続けられる、それが何より大切と思うからです。 |
イタリアントマト イベント(おいしく・・) 寒干し大根 |
源さんの軌跡(大げさ?) 1969年 石川県根上町に生まれる。 1987年 大学入学を機に静岡三島へ 1991年 留年中に「アフターバー石垣」 でバーテンダー修行 1994年 オーストラリア・パースへ遊学 1995年 ビジネスホテルチェーンにて 支配人職 1998年 帰郷。農業法人にて1年研修 1999年 「風来」起業・結婚 2001年 長女「茜」誕生 2002年 直売店オープン 2003年 長男「樹」誕生 2004年 志に目覚める? |
源さんは大学入学を機に地元石川を離れ、静岡の三島へ。元来の接客好きから大学卒業後、三島の「バー石垣」でバーテンを3年間。ここで接客の基本、楽しさそして厳しさを教わりました。「バー石垣」は本当にいいお店で、源さんの考え方の原点があります。 その後オーストラリアに一年遊学。そこでも色々な人と出会いました。その時は農業とは思っていなかったのですが、とにかく農家が自信を持っているというのが印象的でした。 帰国後ビジネスホテルチェーンに入社、支配人職をやらせていただき、人事、経理の基本を教わりました。 帰郷し農業の道へ。私には「接客業の最大の目的は人を幸せにする事」という考えがあります。人に「食」(命の元)を提供出来るのは最高の接客業ではないか。と思ったのが就農した最大の理由です。また「農」は地方、個人でも情報を発信出来るというのも魅力のひとつでした。 独立前とある農業法人へ一年研修しました。その時の人の和が今も大きな財産になっています。 接客業が天職だと思う気持ちがあり、今でも接客業の視点で農業を見ているつもりです。 |
長良川カヌー転覆記 |
久しぶりのツーリングカヌー。まだまだ水は冷たかった。 |
おひつ おひつは前々から欲しくて合羽橋にて購入、ジャーで保温しておくとご飯がベシャベシャになるので何とかしたかった。実際は飾りになっているとのうわさも… |
保温調理鍋 内鍋を火にかけてから外鍋に入れると保温され調理してくれるという優れもの。正直言って思った以上に使えます。煮物、麺類、パンの発酵にと大活躍。ガス代の節約にもなるし調理中、火を使わないので安心です。 |
畑にたたずむカヌー 念願のカナディアンカヌー・・初の進水では1メートルも進まぬうちに沈。ここ石川ではカナディアンが出来るフィールドが少ないため遠出を与儀なくさせられます。今は畑にたたずんでいます。今年こそ沢山活用したいなー |
蔵書はその人を語ります。本が好きな源さんは活字中毒といえるかも。そんな源さんの今、一番はまっている本達です。 |
志のみ持参 上甲晃著 |
これほど心に刺さった本はありません。色々な自己啓発本はあるけれど、結局は自分なんだと心から納得させられる一冊です。 |
生き方発見シリーズ 高木 善之 (サンマーク出版) |
地球環境問題の第一人者の高木さんの本です。多数ある著書の中でもこの本が1番読みやすく分かりやすいと思います。 |
パパラギ 岡崎照男訳(立風書房) |
はじめて文明を見た西サモアの酋長の演説集です。彼から見た我々の社会がいかに不思議な社会なのか。価値感が変わります。 |
マヤンカレンダー 高橋 徹 著 |
今の暦(グレゴレオ暦)は機械的で自然の摂理を無視しています。自然のリズム。それが13の月の暦。農業にももちろん役立ちます。 |
グインサーガー 栗本薫(早川文庫) |
知る人は知っている栗本薫の超大河物語、100巻完結という壮大なストリーを現在進行中。新刊が出るとあっという間に読んでしまいます。 |
有機農業ハンドブック 日本有機農業研究会(農文協) |
土作りから食べ方まで。日本の有機農業の第一人者の方々の集大成。幅広く網羅してありこの本から興味のある農法の方を選ぶことも |